名声
「名声を得る」などのように使う「名声」という言葉。
「名声」は、音読みで「めいせい」と読みます。
「名声」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「名声」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
名声の意味
「名声」には次の意味があります。
・名誉ある評判。(出典:デジタル大辞泉)
「名声」を、わかりやすく言うと「多くの人から尊敬され、評価されること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現在の名声や富にしても、欲しいと思って手に入れたものではなかった。
(出典:今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』)
・大作の画を次々に発表、画家として名声を確立しつつあった時代である。
(出典:大岡信『名句歌ごよみ〔秋〕』)
・私はこの方面の技術については、ある程度の名声さえかちえております。
(出典:アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』)
・わたしが興味をもつのは、事件の謎ときで、金でも名声でもありません。
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』)
・天才は富と名声を得る代わりに、恋人と友情と精神の安定を失ってゆく。
(出典:柴門ふみ『とっても、愛ブーム』)
類語
・名誉(めいよ)
意味:能力や行為について、すぐれた評価を得ていること。(出典:デジタル大辞泉)
・英名(えいめい)
意味:すぐれた評判。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・栄光(えいこう)
意味:輝かしいほまれ。大きな名誉。(出典:デジタル大辞泉)
・英雄(えいゆう)
意味:知力や才能、または胆力、武勇などに特にすぐれていること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・栄誉(えいよ)
意味:すぐれたものと認められる名誉。(出典:精選版 日本国語大辞典)