合併
「A社とB社が合併してC社になった」などのように使う「合併」という言葉。
「合併」は、音読みで「がっぺい」と読みます。
「合併」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「合併」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
合併の意味
「合併」には次の意味があります。
・二つ以上のもの、特に組織などが一つに合わさること。また、合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
「合併」という言葉をわかりやすく言うと、「一緒になる」という意味になります。企業のM&A手法の一つである「吸収合併」、糖尿病などの医学における「合併症」などに使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここで注意すべきは心の病と合併しているケースもあるということだ。
(出典:斉藤茂太『「まさか」の人に起こる異常心理』)
・どんなに社員に寛大な合併でも、同じ数の椅子が残ることは絶対にない。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・彼は合併反対派であったから、成瀬の当時の心情や苦しみはよくわかる。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)
・その言葉を郷子にかけてきたのは、皮肉にも合併コンサルタントだった。
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・ページを繰ってみたが、とても合併のための検討資料だとは思えない。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)
類語
・合同(ごうどう)
意味:独立している二つ以上のものが一つになること。また、一つに合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
・合体(がったい)
意味:二つ以上のものがまとまって一つになること。(出典:デジタル大辞泉)
・連合(れんごう)
意味:二つ以上のものが共通の目的のために結び合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・同盟(どうめい)
意味:個人・団体または国家などが、互いに共通の目的を達成するために同一の行動をとることを約束すること。また、それによって成立した関係。(出典:デジタル大辞泉)
・併合(へいごう)
意味:いくつかのものを合わせて一つにすること。また、合わさって一つになること。(出典:デジタル大辞泉)