反復
「反復練習」などのように使う「反復」という言葉。
「反復」は、音読みで「はんぷく」と読みます。
「反復」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「反復」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
反復の意味
「反復」には次の意味があります。
・同じことを何度も繰り返すこと。反覆。(出典:デジタル大辞泉)
「反復練習」で「同じことを何度も繰り返す練習」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・反復することによって、この構え自体が「技」として身についてくる。
(出典:齋藤孝『「できる人」はどこがちがうのか』)
・最終戦争が反復的に来るということ自体、ほんとうは矛盾していますね。
(出典:大澤真幸『戦後の思想空間』)
・人が反復に近い行動様式を取る以上、それを求めるのは必然とも言える。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 1 幸せの背景は不幸』)
・ちょうど人が万華鏡の反復模様に包まれるように、わたしは目に包まれた。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』)
・あたえられた仕事をコマネズミのように忠実に反復しているだけである。
(出典:森村誠一『日本アルプス殺人事件』)
類語
・重ねる(かさねる)
意味:ある物事に、さらにそれと同類の物事を加える。また、同じことを何度も繰り返す。(出典:デジタル大辞泉)
・循環(じゅんかん)
意味:ひとめぐりして、もとへ戻ることを繰り返すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・巡る(めぐる)
意味:まわって再びもとに返る。(出典:デジタル大辞泉)
・二重(にじゅう)
意味:同じ事柄などが二度重なること。重複。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・転生(てんしょう)
意味:生まれ変わること。転じて、環境や生活を一変させること。てんせい。(出典:デジタル大辞泉)