医療
「最新の医療」などのように使う「医療」という言葉。
「医療」は、音読みで「いりょう」と読みます。
「医療」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「医療」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
医療の意味
「医療」には次の意味があります。
・医術・医薬で病気やけがを治すこと。治療。療治。(出典:デジタル大辞泉)
「医」と「療」の字はどちらも「病気をなおす」という意味を持っており、「医療」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
「医療技術」で 「病気やけがを治すための技術」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・病気に対する偏見もあっただろうが、医療に対する無知もあっただろう。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)
・病を治そうとしてやったのであろうが、医療とは程遠い出来事であった。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
・麻生家の離れは少々改造して、宗太郎の医療のための部屋になっていた。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』)
・医療関係者に私が重い心臓疾患であることを訴えなければならなかった。
(出典:初野晴『水の時計』)
・医療現場を舞台にするかぎり、おそらくこの姿勢は変わらないだろう。
(出典:海堂尊『チーム・バチスタの栄光(下)』)
類語
・医業(いぎょう)
意味:医療にたずさわる職業。また、医者の業務。(出典:デジタル大辞泉)
・医術(いじゅつ)
意味:病気や傷を診察、治療する技術。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・治療(ちりょう)
意味:病気やけがをなおすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・診療(しんりょう)
意味:医師が患者を診察し、治療すること。(出典:デジタル大辞泉)
・施療(せりょう)
意味:貧しい病人などを無料で治療すること。(出典:デジタル大辞泉)