創生
「地方創生」などのように使う「創生」という言葉。
「創生」は、音読みで「そうせい」と読みます。
「創生」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「創生」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
創生の意味
「創生」には次の意味があります。
・初めて生み出すこと。初めて作ること。(出典:デジタル大辞泉)
「創生」は、英語では「creation(クリエーション)」であり、これまでなかったようなものを創造することを意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・「創生と消滅という二つの結果は、対称的なものです」とクリフォード。
(出典:ホーガン『創世記機械械』)
・創生期の民放ラジオマン気質とでも言える雰囲気を、いつまでも失わない不思議な人だった。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・ミクロネシアには、余り念の入つた人類創生神話が見出されません。
(出典:出口王仁三郎『霊界物語 第七六巻 天祥地瑞 卯の巻』)
・陽電子対が無数に創生されつつあった。
(出典:小松左京『ゴルディアスの結び目』)
・多くは無いが、おまえが一家を創生するだけの、それくらいの財産は、おれのうちで、ちゃんと保管してあります。
(出典:太宰治『火の鳥』)
類語
・創造(そうぞう)
意味:新しいものを初めてつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・独創(どくそう)
意味:模倣によらないで、独自の発想でつくりだすこと。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・造成(ぞうせい)
意味:手を加えて、ある形につくること。こしらえること。(出典:デジタル大辞泉)
・開発(かいはつ)
意味:新しい技術や製品を実用化すること。(出典:デジタル大辞泉)
・発明(はつめい)
意味:今までなかったものを新たに考え出すこと。特に、新しい器具・機械・装置、また技術・方法などを考案すること。(出典:デジタル大辞泉)