創成
「会社の創成期」などのように使う「創成」という言葉。
「創成」は、音読みで「そうせい」と読みます。
「創成」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「創成」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
創成の意味
「創成」には次の意味があります。
・初めてつくり上げること。また、初めてでき上がること。(出典:デジタル大辞泉)
「創成」と似た言葉に「創生」があります。どちらも「初めてつくり上げること」という意味を持つ言葉ですが、「創成」は特に成立に焦点をあてる時に使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地球創成以来、数え切れぬ異星人が訪れたとは知らぬはずもあるまい。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター17b D-白魔山 下』)
・創成魔術の門主と四大魔術の門主は魔法王に味方することを宣言した。
(出典:創成魔術の門主と四大魔術の門主は魔法王に味方することを宣言した。)
・ぼくの魂は今活性化し、ぼく自身を超えた人類の創成期から蓄積された記憶の中にいる。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・宇宙の創成と終末の間だけを時が流れるものならば、時はあまりにも短か過ぎる。
(出典:光瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』)
・彼の作品は、一言で言えば偶然によって宇宙の巨大なエネルギーを解放するという一点をめぐって創成されています。
(出典:山口昌男『道化的世界』)
類語
・創造(そうぞう)
意味:新しいものを初めてつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・創出(そうしゅつ)
意味:新しいものを初めてつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・創製(そうせい)
意味:商品などを初めてつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・造成(ぞうせい)
意味:手を加えて、ある形につくること。こしらえること。(出典:デジタル大辞泉)
・創作(そうさく)
意味:新しいものをつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)