前提
「結婚を前提に付き合う」などのように使う「前提」という言葉。
「前提」は、音読みで「ぜんてい」と読みます。
「前提」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「前提」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
前提の意味
「前提」には次の二つの意味があります。
・ある物事が成り立つための、前置きとなる条件。(出典:デジタル大辞泉)
「結婚を前提に付き合う」で「結婚を真剣に考えることを条件に付き合う」というような意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それも遊びではなく、結婚を前提とした付き合いがしたいと正直にいった。
(出典:東野圭吾『予知夢』)
・交渉は相手を納得させることが前提で決して折れてはいけない。
(出典:池上永一『テンペスト1 若夏の巻』)
・そういう前提に立って考えた場合、風間の話はよくできていると思う。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・すべては自分の責任である、との前提の下に戦った。
(出典:大岡昇平『ながい旅』)
・壊れる事を前提に作られたのだから、壊す事に躊躇する必要はない、と。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd -櫻の夢』)
類語
・根底(こんてい)
意味:物事や考え方のおおもととなるところ。(出典:デジタル大辞泉)
・大もと(おおもと)
意味:物事の最も基本となるもの。根本 。根源。(出典:デジタル大辞泉)
・礎石(そせき)
意味:物事の基礎。(出典:デジタル大辞泉)
・基盤(きばん)
意味:物事を成立させるための基礎となるもの。土台。(出典:デジタル大辞泉)