制限
「入場を制限する」などのように使う「制限」という言葉。
「制限」は、音読みで「せいげん」と読みます。
「制限」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「制限」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
制限の意味
「制限」には次の意味があります。
・物事にある限界を設けること。また、その限界。(出典:デジタル大辞泉)
ある範囲を超えないように抑えることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・入学資格は、中学卒業といふ規則になつてはゐるが、年齢の制限はない。
(出典:岸田国士『明治大学文芸科に演劇映画科を新設する件』)
・ところがチャバトはなんの制限も与えずに悪魔を野放しにしてしまった。
(出典:エディングス『マロリオン物語4 禁じられた呪文』)
・それがためにまたわれわれは音の来る角度を制限することができない。
(出典:寺田寅彦『映画芸術』)
・技術学的与件と要求とは、だからこの場合著しく制限されざるを得ない。
(出典:戸坂潤『科学論』)
・僕たちは、時代と場所との制限をうけない美があると信じたがっている。
(出典:芥川竜之介『野呂松人形』)
類語
・制約(せいやく)
意味:条件をつけたり枠をもうけたりして、活動の自由を制限すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・束縛(そくばく)
意味:思想・感情・行動に制限を加えて自由をうばうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・規制(きせい)
意味:規則に従って物事を制限すること。(出典:デジタル大辞泉)
・限界(げんかい)
意味:物事の範囲、能力、程度などの、これ以外、これ以上は無いという、ぎりぎりのところ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・局限(きょくげん)
意味:ある一定の部分に範囲を限ること。(出典:デジタル大辞泉)