制覇
「世界制覇」などのように使う「制覇」という言葉。
「制覇」は、音読みで「せいは」と読みます。
「制覇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「制覇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
制覇の意味
「制覇」には次の意味があります。
・覇権を制すること。競争の相手をおさえつけて権力をにぎること。また、競技などで、相手に勝つこと。勝ち抜いて優勝すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「制覇」という言葉をわかりやすく言うと、「トップに立つ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だけどそれはこの記憶力が制覇している世の中からの想像にすぎない。
(出典:赤瀬川原平『少年とオブジェ』)
・卒業までにしなくてはいけないのは、完全なる中国地方制覇であった。
(出典:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』)
・時の流れとはいえ、関東制覇を目指す景虎にとっては辛いことであった。
(出典:咲村観『上杉謙信人の巻』)
・関東一円を制覇しつつある氏康の強大さが、感じられてならなかった。
(出典:咲村観『上杉謙信天の巻』)
・はるきにその話をすると、彼女はホラーものならほとんど制覇したという。
(出典:石田衣良『うつくしい子ども』)
類語
・支配(しはい)
意味:ある地域や組織に勢力・権力を及ぼして、自分の意のままに動かせる状態に置くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・統治(とうち)
意味:まとめおさめること。特に、主権者がその国土・人民を支配し、おさめること。(出典:デジタル大辞泉)
・君臨(くんりん)
意味:ある分野で、強大な力を持って他を支配すること。(出典:デジタル大辞泉)
・制圧(せいあつ)
意味:威力で相手を押さえつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・征服(せいふく)
意味:武力で敵を負かし、支配下におくこと。(出典:デジタル大辞泉)