初耳
「その話は初耳である」などのように使う「初耳」という言葉。
「初耳」は、訓読みで「はつみみ」と読みます。
「初耳」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「初耳」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
初耳の意味
「初耳」には次の意味があります。
・初めて耳にすること。初めて聞くこと。また、その話。(出典:デジタル大辞泉)
「初耳」とは、聞いたことのないことを初めて耳にすることや、初めて聞く話を言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これはたしかに初耳のニュースで、みなの話がつきないだろうと思いました。
(出典:ディケンズ/青木雄造,小池滋訳『荒涼館』)
・私の妹にこのことを確かめようとしたが、彼女にとっても初耳のことであった。
(出典:フォス『日本の父へ』)
・赤い肌の色をした人種が、このバルスームに住んでいることも初耳だ。
(出典:バローズ/小西宏訳『火星の幻兵団』)
・知る人ぞ知る有名な話らしいが、東京の歴史に疎かった私には初耳だった。
(出典:坂東眞砂子『身辺怪記』)
・私は不安な当てで名前も初耳な次の二里ばかりも離れた温泉へ歩かなければならなかった。
(出典:梶井基次郎『冬の蠅』)
類語
・最新(さいしん)
意味:いちばん新しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・真新しい(まあたらしい)
意味:本当に新しい。まったく新しい。(出典:デジタル大辞泉)
・斬新(ざんしん)
意味:趣向や発想などがきわだって新しいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・新奇(しんき)
意味:目新しくて珍しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・先端的(せんたんてき)
意味:流行などの先端を行くさま。(出典:デジタル大辞泉)