凪
「夕凪」などでも使われる「凪」という言葉。
読み方は「なぎ」と読みます。
「凪」は情景を表すときに使われたりします。
この記事では「凪」の意味や使い方について、書籍などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
凪の意味
「凪」には次の意味があります
・風がやんで、波がなくなり、 海面 が静まること。(出典: デジタル大辞泉)
「凪」という言葉は静かな海を指すときに使うことができる言葉です。
情景を表す言葉が日本語にはたくさんありますよね。「凪」もその中の一つです。
海というのはちょっとした風でも波が立ちますが、「束の間の静けさ」をなぎという言葉から感じることができます。
そのため色々な場面で凪を例えることがあります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・海も凪で、水平線の空が長い刀を横たえたように冷たい光を放っていた。
(出典:三浦哲郎『真夜中のサーカス』)
・今、凪のなかを行く船中で、ようやく落ちついて筆を執ることができた。
(出典:古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』)
・破局が訪れたのはこういったつかのまの凪のあとでのことだった。
(出典:バローズ/佐藤高子訳『危機のペルシダー』)
・まだ空中に絵も描けなければ、風を凪にする道具も作れないのだから。
(出典:ZUN『東方香霖堂 ~Guriosities of Lotus Asia』)
・それからしばらくは妙に静かな凪のような時間が過ぎた。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!06』)