処遇
「処遇を改善する」などのように使う「処遇」という言葉。
「処遇」は、音読みで「しょぐう」と読みます。
「処遇」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「処遇」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
処遇の意味
「処遇」には次の意味があります。
・処置と待遇。待遇のしかた。あつかいかた。はからい。もてなし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「処置」は「物事の取り扱い方」、「待遇」は「人の取り扱い方」を意味します。
「処遇」を、わかりやすく言うと「人や物事の取り扱い方」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現在の状況からして、その小瓶が自分の処遇と無関係だということはないだろう。
(出典:乾くるみ『Jの神話』)
・しかし、わたしの処遇からみて、同じようなものだろうと見当をつけたのだ。
(出典:バローズ『火星シリーズ7 火星の秘密兵器』)
・倉家にあってはこれほどの温かい処遇を受けたことがないのである。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)
・そんな思いが、知らず自分たちの処遇への甘えとなっていたのではないか。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 10-もうひとつの撤退戦』)
・そうした実験段階で生まれてきた子供の処遇だ。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
類語
・待遇(たいぐう)
意味:人をもてなすこと。あしらい。(出典:デジタル大辞泉)
・取扱い(とりあつかい)
意味:取り扱うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・扱い(あつかい)
意味:待遇・応対のしかた。(出典:デジタル大辞泉)
・遇する(ぐうする)
意味:人をもてなす。待遇する。(出典:デジタル大辞泉)
・計らい(はからい)
意味:判断。取り扱い。処置。(出典:デジタル大辞泉)