再発
「がんが再発する」などのように使う「再発」という言葉。
「再発」は、音読みで「さいはつ」と読みます。
「再発」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「再発」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
再発の意味
「再発」には次の意味があります。
・いったんおさまっていた病気、気持、事件などが再びおこること。再び発生すること。古くは「さいほつ」といった。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「再発」とは「おさまっていたものがもう一度起こること」という意味です。病気について使われることが多いですが、事故や事件などについても使う言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・特に、悪い事は再発しがちだから注意せよ、の意で使われることが多い。
(出典:講談社辞典局編『日英対照実用ことわざ辞典』)
・しなければ、わずかの部分を残しただけで、短期間に必ず再発してくる。
(出典:石原慎太郎『化石の森』)
・私も、妻も、再発の危険を十分に潜めている、この病気の経験者である。
(出典:外村繁『落日の光景』)
・連城はその時から前の病気が再発して、二、三ヵ月して死んでしまった。
(出典:蒲 松齢『連城』)
・それでも十年後に再発したとしたら、それはファテナーの責任ではない。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 4 宇宙船ピュルスの人々』)
類語
・反復(はんぷく)
意味:同じことを何度も繰り返すこと。反覆。(出典:デジタル大辞泉)
・リピート
意味:繰り返すこと。反復。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ぶり返す(ぶりかえす)
意味:一度よくなりかけていた病気・季候・事柄などが再びもとの悪い状態になる。(出典:デジタル大辞泉)
・再来(さいらい)
意味:過去にあったのと同じ事柄・状態がまた起こること。(出典:デジタル大辞泉)
・再燃(さいねん)
意味:衰えていた物事や感情が、もう一度盛んになること。また、一時おさまっていた事柄、事件などが再びもちあがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)