内圧
「内圧が高まる」などのように使う「内圧」という言葉。
「内圧」は、音読みで「ないあつ」と読みます。
「内圧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「内圧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
内圧の意味
「内圧」には次の意味があります。
・国や組織などの内部からの圧力。(出典:デジタル大辞泉)
「内側」からかかる「圧力」のことを「内圧」と言います。
反対に、「外側」からかかる「圧力」のことは「外圧」と言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ほんのわずか待っただけで、内圧と外圧の間には、ほとんど差がなくなった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 24 宇宙の海賊島』)
・内圧に耐えられなくなったのか、分厚い缶は内側から破裂していた。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第19巻』)
・これまで耐えてきた怒りの内圧が臨界に達し、優美な外見がひび割れをはじめたようであった。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 1 星を砕く者』)
・そのため、当時の宇宙服の内圧はかなり低く、減圧に体を慣らすのに十数時間もかかったものだった。
(出典:野尻抱介『クレギオン 1 ヴェイスの盲点』)
・空間自体が内圧で膨張し、際限なくふくれ上がっていく。
(出典:菊地秀行『妖戦地帯1 淫鬼篇』)
類語
・加圧(かあつ)
意味:圧力を加えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・与圧(よあつ)
意味:圧力を与えること。(出典:デジタル大辞泉)
・圧力(あつりょく)
意味:押さえつける力。威圧して服従させようとする力。(出典:デジタル大辞泉)