公表
「結果を公表する」などのように使う「公表」という言葉。
「公表」は、音読みで「こうひょう」と読みます。
「公表」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「公表」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
公表の意味
「公表」には次の意味があります。
・広く世間に発表すること。(出典:デジタル大辞泉)
「公表」とは「おおやけにして不特定多数の人に知らせること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どうかこの手紙は僕の死後にも何年かは公表せずにおいてくれたまえ。
(出典:芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』)
・朝廷は、この一件の公表を曖昧にしたが、これまた蛇鏡のせいであった。
(出典:坂東眞砂子『蛇鏡』)
・発表されるのが公表数で、僕のような印税契約者に知らされるのが実数。
(出典:永六輔『芸人その世界』)
・ところが、これとは別に次のような発見が一八二四年に公表された。
(出典:愛知敬一『ファラデーの伝』)
・ある人の考えが社会に公表されると、その概念は次々と広がっていく。
(出典:松永真理『iモード事件』)
類語
・公示(こうじ)
意味:おおやけの機関が、一般の人に広く知らせるために発表すること。(出典:デジタル大辞泉)
・布告(ふこく)
意味:一般に広く告げ知らせること。特に、天皇や幕府などが臣下、国民に広く告げ知らせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・宣布(せんぷ)
意味:広く世間にゆきわたらせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・宣する(せんする)
意味:広く告げ知らせる。宣言する。(出典:デジタル大辞泉)
・声明(せいめい)
意味:一定の事項についての意見や意思を世間に対して発表すること。また、その意見。(出典:デジタル大辞泉)