公僕
「公僕としての自覚を持つ」などのように使う「公僕」という言葉。
「公僕」は、音読みで「こうぼく」と読みます。
「公僕」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「公僕」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
公僕の意味
「公僕」には次の意味があります。
・広く公衆に奉仕する者。公務員のこと。(出典:デジタル大辞泉)
「公僕」をわかりやすく言うと「公衆のために働く人で、公務員のこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・役人と言っても今でいう公務員とか公僕と言った感じとはまるで違う。
(出典:渡辺淳一『花埋み』)
・わしらはまず、第一に町の平和を考えんとなりません、公僕ですもんな。
(出典:安部公房『飢餓同盟』)
・ひょっとすると、万人のために公僕として働くよりは、与えられる権力に魅力を感じているのではあるまいか。
(出典:半村良『亜空間要塞の逆襲』)
・今にして思うと、公僕精神のかけらもなかったですね。
(出典:佐竹一彦『挙動不審者』)
・だが、俺たちは国民の公僕として、犯罪を捜査し、被疑者を取り調べる義務があるんだ。
(出典:佐竹一彦『警視庁公安部』)
類語
・公務員(こうむいん)
意味:国または地方公共団体の公務を担当する者。国家公務員と地方公務員、また特別職と一般職とに分けられる。(出典:デジタル大辞泉)
・役人(やくにん)
意味:国や地方自治体の機関に勤めている人。(出典:デジタル大辞泉)
・官僚(かんりょう)
意味:役人。官吏。特に、政策決定に影響力をもつ中・上級の公務員。(出典:デジタル大辞泉)
・ノンキャリア
意味:日本の国家公務員試験I種合格者以外の公務員の俗称。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・キャリア
意味:国家公務員で、上級試験に合格している者をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)