全滅
「味方が全滅してしまった」などのように使う「全滅」という言葉。
「全滅」は、音読みで「ぜんめつ」と読みます。
「全滅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「全滅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
全滅の意味
「全滅」には次の意味があります。
・残らず滅びること。また、残らず滅ぼすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「全滅」をわかりやすく言うと「全て滅びること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・最終的にはぼくたちを全滅させようとしているのかもわからないのだ。
(出典:眉村卓『不定期エスパー2』)
・並の兵であれば、炎の恐怖と苦痛だけで間違いなく全滅していただろう。
(出典:三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』)
・わたしにはかれらを全滅させる武器があったのだが、抵抗はしなかった。
(出典:バローズ/佐藤高子訳『危機のペルシダー』)
・でも大人達が全滅して、指示を出す人が一人もいなくなってしまった。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第8巻』)
・各拠点では部隊全滅の報が相次ぎ、その崩壊は時間の問題となっていた。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 4-5121小隊-熊本城決戦』)
類語
・絶滅(ぜつめつ)
意味:ほろび絶えること。また、ほろぼし絶やすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・壊滅(かいめつ)
意味:すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。(出典:デジタル大辞泉)
・撲滅(ぼくめつ)
意味:完全にうちほろぼすこと。根こそぎなくしてしまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・殲滅(せんめつ)
意味:すっかり滅ぼすこと。皆殺しにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・根絶(こんぜつ)
意味:悪弊などを根本から徹底的に絶やすこと。ねだやし。(出典:デジタル大辞泉)