光沢
「光沢を帯びる」などのように使う「光沢」という言葉。
「光沢」は、音読みで「こうたく」と読みます。
「光沢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「光沢」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
光沢の意味
「光沢」には次の意味があります。
・光の反射による、物の表面の輝き。つや。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「ツヤツヤした輝き」という意味です。
「沢」の字には「かがやき」という意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・表面は光沢を帯び、その正体は全く見当がつかない。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』)
・刃の表面に白い光沢があり、僕はそれで不意に指先を切ってみたくなった。
(出典:乙一『GOTH -リストカット事件』)
・妻は光沢のある白のシルクのパジャマを着ていた。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・金属特有の光沢を放っているそれは、確かによくできているとは思う。
(出典:中村恵里加『ソウル・アンダーテイカー』)
・だんだん気持のよい光沢が出て来て、金らしくなるのである。
(出典:中谷宇吉郎『九谷焼』)
・まるで何かをコーティングしてあるように、見事な光沢を放っていた。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
・魚の眼みたいに光沢のない、愚かな、うつろなものではなかった。
(出典:ディック/仁賀克雄訳『人間狩り ―ディック短編集』)