充填
「ガスを充填する」などのように使う「充填」という言葉。
「充填」は、音読みで「じゅうてん」と読みます。
「充填」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「充填」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
充填の意味
「充填」には次の意味があります。
・すきま、穴、欠員などを満たしうめること。詰めること。また、詰まること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「充」の字は「みたす」、「填」の字は「うめる」という意味を持ちます。
「充填」をわかりやすく言うと、漢字の通り「空間などを満たしうめること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・空気が充填されている区画のため、コクピット内との気圧差はない。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 10 虹の彼方に(下)』)
・危険なので、反物質の充填は発射直前に行なうことになっているのだ。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 4 軋む時空』)
・それよりも、何か適当な充填用材料がありそうなものである。
(出典:中谷宇吉郎『雪の化石2』)
・その充填物がどのくらいの期間持つのかを話す。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・頭蓋は切りとられると縮んだので、なかに充填物を入れて保存された。
(出典:桐生操『美しき殺人法100』)
類語
・充員(じゅういん)
意味:人員を補充すること。(出典:デジタル大辞泉)
・補填(ほてん)
意味:不足をおぎないうめること。欠損をみたすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・充当(じゅうとう)
意味:人員や金品を、ある目的や用途にあてること。(出典:デジタル大辞泉)
・補充(ほじゅう)
意味:不足しているものを補うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・補完(ほかん)
意味:不十分な部分を補って、完全なものにすること。(出典:デジタル大辞泉)