「優越感にひたる」などのように使う「優越感」という言葉。
「優越感」は、音読みで「ゆうえつかん」と読みます。
「優越感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「優越感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
優越感の意味
「優越感」には次の意味があります。
・自分が他人よりすぐれているという感情。(出典:デジタル大辞泉)
「優越感」をわかりやすくいうと、だれかと比べたときに自分の方が勝っているという気持ちをもつという意味になります。感情をあらわす言葉です。
劣等感の反対の意味を持つ言葉になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・選ばれた者だけがこの場にいられるという優越感が、店内には満ち溢れていた。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・だが、ついさっきまで感じていた優越感は、もうどこにもなかった。
(出典:半村良『邪神世界』)
・同情めいた表情や会話の中にも、ある種の優越感が見え隠れしていた。
(出典:千葉暁『アルス・マグナ1 大いなる秘法 白き魔王』)
・逆に私自身はいつのまにか一種の優越感をもつようになってしまうのです。
(出典:亀井勝一郎『青春論』)
・喜んで笑っているのではなく、優越感を感じているような冷たい笑い。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-41 こみっく月姫』)
類語
・自信(じしん)
意味:自分の能力や価値などを信じること。自分の行為や考え方を信じて疑わないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・自尊(じそん)
意味: 自分で自分をすぐれたものと思いこむこと。うぬぼれること。(出典:デジタル大辞泉)
・矜持(きょうじ)
意味:自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。(出典:デジタル大辞泉)
・気位(きぐらい)
意味:他人とくらべて自分の方が上だと考え、その品位を保とうとする気の持ち方。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・プライド(pride)
意味:誇り。自尊心。自負心。(出典:デジタル大辞泉)