優男
「優男風」などのように使う「優男」という言葉。
「優男」は、訓読みで「やさおとこ」と読みます。
「優男」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「優男」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
優男の意味
「優男」には次の意味があります。
・姿かたちが上品ですらりとしている男。また、性質のやさしい男。（出典：デジタル大辞泉）
見た目がすらっとしていたり、性格が優しい男性のことを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その男もやはり二十五、六の、細面の、どちらかと言えば優男であった。
（出典：大杉栄『続獄中記』）
・放蕩な優男かと思えば、瞳の奥には底知れぬ才知の気配を隠している。
（出典：三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』）
・どちらかと言うと優男だろうが、どこか病的でニヒルな顔をしていた。
（出典：千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』）
・彼は優男なので、姿を変えると武士らしく見えなかった。
（出典：中山義秀『碑・テニヤンの末日』）
・竹雄は、このあたりではなかなか見かけないような優男だった。
（出典：板東眞砂子『死国』）
類語
・美男（びなん）
意味：容貌の美しい男。美男子。好男子。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・二枚目（にまいめ）
意味：美男子。やさおとこ。（出典：デジタル大辞泉）
・色男（いろおとこ）
意味：顔だちのよい男。好男子。美男。（出典：デジタル大辞泉）
・ハンサム
意味：男性の顔だちや風采のよいさま。（出典：デジタル大辞泉）
・イケメン
意味：容貌、容姿ともに美しい男。かっこいい男。（出典：デジタル大辞泉）
