似つかわしい
「彼に似つかわしくない服装」などのように使う「似つかわしい」という言葉。
「似つかわしい」は、訓読みで「につかわしい」と読みます。
「似つかわしい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「似つかわしい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
似つかわしいの意味
「似つかわしい」には次の意味があります。
・《動詞「につく」の形容詞化》いかにもふさわしい。似合わしい。(出典:デジタル大辞泉)
「似つかわしい」は「似付かわしい」と表記する場合もあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・イメージに合っているといえばそうだし、似つかわしくないとも思える。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ1 氷菓』)
・その場に似つかわしくない単語がいきなり出てくると聞こえないものだ。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダムIII』)
・眼のよるところに玉がよるというが、なんと似つかわしい仲間ではないか。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル13] 横溝正史 「三つ首塔」 v0.9』)
・それはいかにも木村のような殺人犯には似つかわしくない行為に見える。
(出典:赤川次郎『自殺行き往復切符』)
・声を発した者は、身なりもよく、工場には似つかわしくない格好でした。
(出典:乙一『天帝妖狐』)
類語
・同調(どうちょう)
意味:他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。(出典:デジタル大辞泉)
・フィット
意味:寸法や型などがぴったり合うこと。また、適合すること。(出典:デジタル大辞泉)
・渡りに船(わたりにふね)
意味:必要な物がそろったり、望ましい状態になったりして好都合なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・御の字(おんのじ)
意味:非常に結構なこと。望んだことがかなって十分満足できること。(出典:デジタル大辞泉)
・至便(しべん)
意味:この上なく便利なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)