仮眠
「仮眠室」などのように使う「仮眠」という言葉。
「仮眠」は、音読みで「かみん」と読みます。
「仮眠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「仮眠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
仮眠の意味
「仮眠」には次の意味があります。
・本格的に寝ないで、一時ちょっと寝ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「仮眠をとる」で「一時的に睡眠をとる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのなかは仮眠室のように作ったスペースで、物置として使われていた。
(出典:片岡義男『七月の水玉』)
・彼が考えこんでいると、二階の仮眠室からみしっという足音が聞こえた。
(出典:三上延『シャドウテイカー4 リグル・リグル』)
・このままでは、缶コーヒーを持ったまま仮眠所に到着してしまいそうだ。
(出典:恩田陸『夜のピクニック』)
・雲が地平をかくし、観測が不可能になった時だけ彼は停止して仮眠した。
(出典:谷甲州『惑星CB-8越冬隊』)
・その夜は平原で三時間ほどの仮眠をとっただけで、ひたすら北へ向った。
(出典:光瀬龍『東キャナル文書』)
類語
・仮寝(かりね)
意味:仮にしばらく寝ること。また、うたた寝すること。(出典:デジタル大辞泉)
・仮睡(かすい)
意味:少しの間眠ること。(出典:デジタル大辞泉)
・一睡(いっすい)
意味:ちょっと眠ること。ひと眠り。(出典:デジタル大辞泉)
・午睡(ごすい)
意味:昼寝をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・安眠(あんみん)
意味:安らかにぐっすり眠ること。(出典:デジタル大辞泉)