些細
「些細なことを気にする」などのように使う「些細」という言葉。
「些細」は、音読みで「ささい」と読みます。
「些細」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「些細」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
些細の意味
「些細」には次の意味があります。
・あまり重要ではないさま。取るに足らないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「些細」という言葉をわかりやすく言うと、「細かいこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・超強力の断片爆弾の時代では、どんな些細なわずかのミスも許されない。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 1 地底のエリート』)
・遠くの物を、多くの不必要な些細なものまでを見せて悩ませてくれる。
(出典:ビアス/奥田俊介,倉本護,猪狩博訳『悪魔の辞典』)
・たとえどんな些細なことであれ、疎外から解放されるのは嬉しいことだ。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 2-5121小隊の日常』)
・もちろん、些細なことですが、些細なことほど重要なものはありません。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『唇のねじれた男』)
・こんな些細なような言葉でも内奥は深くて、いろいろ面白うございます。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
類語
・細事(さいじ)
意味:ちょっとしたこと。つまらない事柄。小事。(出典:デジタル大辞泉)
・些事(さじ)
意味:取るに足らないつまらないこと。ささいなこと。小事。(出典:デジタル大辞泉)
・枝葉(しよう)
意味:物事の本質にかかわりのない部分。主要でない部分。(出典:デジタル大辞泉)
・軽微(けいび)
意味:被害・損害などの程度がわずかであること。また、そのさま。多く、予想・推定より軽い場合に用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・わずか
意味:数量・程度・価値・時間などがほんのすこしであるさま。(出典:デジタル大辞泉)