予熱
「オーブンを予熱する」などのように使う「予熱」という言葉。
「予熱」は、音読みで「よねつ」と読みます。
「予熱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「予熱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
予熱の意味
「予熱」には次の意味があります。
・エンジン・機器などを、円滑、すみやかに始動させるために、あらかじめ温めておくこと。また、その熱。(出典:デジタル大辞泉)
「オーブンを予熱する」は「オーブンをあらかじめ温めておく」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・スイッチを入れると、予熱と呼ばれる待機時間の後に使用が可能になる。
(出典:五十嵐貴久『TVJ』)
・振ってみてタンクに燃料が充分に残っていることを確かめ、予熱皿に角砂糖のような固型燃料を乗せた。
(出典:大藪春彦『非情の女豹』)
・充分にチューブが予熱されたところで恵美子はバーナーの調節ノブを回した。
(出典:大藪春彦『非情の女豹』)
・前進を諦め、嘴を開いて火焔ブレスを放とうとするが、その予熱にも地上より手間取るようだ。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第8巻 -運命の連星』)
・それは正式には熱陰極予熱形蛍光放電灯と言われる種類で、灯管の両端末の口金ピンを少しねじるだけで簡単にはずせる。
(出典:森村誠一『野性の証明』)
類語
・熱(ねつ)
意味:あついこと。肌に感じるあつさ。気候などの暑さ。また、高い気温。(出典:デジタル大辞泉)
・温熱(おんねつ)
意味:あたたかく感じる熱。あたたかみ。(出典:デジタル大辞泉)
・加熱(かねつ)
意味:物質に熱を加えること。また、物質の温度が上昇すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・焦熱(しょうねつ)
意味:こげるように熱いこと。また、その熱さ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・熱気(ねっき)
意味:温度の高い空気・気体。(出典:デジタル大辞泉)