乳児
「乳児用商品」などのように使う「乳児」という言葉。
「乳児」は、音読みで「にゅうじ」と読みます。
「乳児」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「乳児」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
乳児の意味
「乳児」には次の意味があります。
・ 生後1年ころまでの小児。乳で育てられ、歩きだすまでの時期の子供。(出典:デジタル大辞泉)
母乳・粉ミルクを飲んで育っている時期、生後1歳ころまでの赤ちゃんのことをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ときどき村上の口が、乳児が乳を吸うような動きをすることに気づいた。
(出典:花村萬月『ブルース』)
・その施設の前に、乳児だった男の子が置かれていたのだ。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
・生まれたばかりの乳児が死ぬこともあれば、少女が死ぬこともある。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・無垢な女の匂いは乳児のそれと似ている。
(出典:鈴木光司『らせん』)
・乳児が蛇を恐れないのは、勇気があるからではなく、それが何か知らないからだ。
(出典:奥田英朗『空中ブランコ』)
類語
・孩児(がいじ)
意味:おさなご。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・緑児(りょくじ)
意味:三歳ぐらいまでの小児。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・幼児(ようじ)
意味:満一歳から満六歳ぐらいまでの子ども。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・乳飲み子(ちのみご)
意味:まだ乳を飲んでいる時期の幼児。(出典:デジタル大辞泉)
・ねんね
意味:赤ん坊。(出典:デジタル大辞泉)