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不退転とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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不退転

「不退転の決意」などのように使う「不退転」という言葉。

「不退転」は、音読みで「ふたいてん」と読みます。

「不退転」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「不退転」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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不退転の意味

「不退転」には次の意味があります。

信念を持ち、何事にも屈しないこと。(出典:デジタル大辞泉)

「不退転」は元々仏教用語で「仏道修行を怠らずに励み、しりぞかないこと」という意味の言葉です。
転じて、上記のような意味で使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

不退転の決意でここにいることを、せめて眼差しで伝えるしかなかった。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 5 目明し編』)

・渡辺は山本の不退転の意志をまざまざと見せつけられたようにおもった。
(出典:森村誠一『ミッドウェイ』)

・さすがに、不退転の市九郎も、身に迫る老衰を痛む心はあった。
(出典:菊池寛『恩讐の彼方に』)

・彼はその不退転の気構えをつぎのように書いている。
(出典:シュリーマン/立川洋三訳『先史時代への情熱』)

・しかし、恐怖の中から希望を、そして敗北の中から勝利を見出そうとする名もなき市民の不退転の気運が急速に生れていた。
(出典:木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』)

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類語

不屈(ふくつ)
意味:どんな困難にぶつかっても、意志を貫くこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

不抜(ふばつ)
意味:しっかりしていて動かないこと。意志が強くて動揺しないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

不撓(ふとう)
意味:どのような困難にあっても屈しないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

不死身(ふじみ)
意味:どんな困難にもくじけないこと。また、その人やさま。(出典:デジタル大辞泉)

頑固(がんこ)
意味:かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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