不可欠
「不可欠な条件」などのように使う「不可欠」という言葉。
「不可欠」は、音読みで「ふかけつ」と読みます。
「不可欠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不可欠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不可欠の意味
「不可欠」には次の意味があります。
・ぜひ必要なこと。なくてはならないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「絶対に必要なもの、重要なもの」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・情報は企業の存続にとって不可欠のものになっているのです。
(出典:半村良『夢の底から来た男』)
・この実に微妙な緊張感を作り出すために、彼女の存在は不可欠なのだ。
(出典:森博嗣『少し変わった子あります』)
・このような想像力が、外国語理解のためには必要不可欠なものと私には思われる。
(出典:藤原正彦『若き数学者のアメリカ』)
・言うまでもなく、環境の整備はクラブが成長していくうえで不可欠な要素である。
(出典:金子達仁『28年目のハーフタイム』)
・高度を稼ぐためには、空気の薄さを許容するシステムが不可欠になる。
(出典:森博嗣『スカイ・クロラ』)
類語
・必須(ひっす)
意味:必ず用いるべきこと。欠かせないこと。また、そのさま。ひっしゅ。(出典:デジタル大辞泉)
・必需品(ひつじゅひん)
意味:常に必要な品物。ある事をするのに欠かせない品。必需物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・必要(ひつよう)
意味:なくてはならないこと。どうしてもしなければならないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・肝心(かんじん)
意味:最も重要なこと。また、そのさま。肝要。(出典:デジタル大辞泉)
・須要(しゅよう)
意味:なくてはならないこと。どうしても必要なこと。また、そのさま。必須(ひっす)。すよう。(出典:デジタル大辞泉)