スポンサーリンク

不即不離とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

不即不離

「不即不離の関係」などのように使う「不即不離」という言葉。

「不即不離」は、音読みで「ふそくふり」と読みます。

「不即不離」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「不即不離」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

不即不離の意味

「不即不離」には次の意味があります。

二つのものが強く結びつきもせず、また離れもしない関係にあること。つかずはなれず。(出典:デジタル大辞泉)

二つのものがちょうどいい距離を保っている時に使われる言葉です。
元々は仏教の言葉で、「迷いと悟り」のように矛盾する関係性を表していました。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・僕の薫さんに対する気持はこう云った不即不離の状態のまま続いた。
(出典:志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』)

不即不離の関係を破らずに別れた自分のやり方はやはり図にあたっていたと思った。
(出典:有島武郎『或る女』)

・ところが彼は巧みに両氏の間を泳いで不即不離の態度をとって居る。
(出典:菊池寛『応仁の乱』)

・この句の如きは不即不離の間において、よく梅が香の趣を発揮し得たものというべきであろう。
(出典:柴田宵曲『古句を観る』)

・それは高塚古墳の発生が邪馬台国とは不即不離だからである。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)

・狼人間と吸血鬼が不即不離なのも当然のことなのだ。
(出典:半村良『赤い酒場』)

・ここでは不即不離です、プロットと音楽とは。
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)

・欲求と欲情が不即不離に結びついてるらしい。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター7 エイリアン妖山記』)

タイトルとURLをコピーしました