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下町とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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下町

「下町育ち」などのように使う「下町」という言葉。

「下町」は、訓読みで「したまち」と読みます。

「下町」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「下町」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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下町の意味

「下町」には次の意味があります。

都会で、土地の低い所にある町。多く商工業地になっている。東京では浅草・下谷・神田・日本橋・京橋・本所・深川などの地域をいう。(出典:デジタル大辞泉)

江戸時代は17世紀頃に言われたとされます。土地の低い下町に対して、高台を山の手といいます。もっと以前は、海の手と山の手と言われたという説もあります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・つまり、このあたりにかつて下町が存在したとみてよかったのである。
(出典:シュリーマン/立川洋三 『先史時代への情熱』)

・まるで下町のガキのように、なんでも自分でするように鍛えられている。
(出典:半藤一利 『幕末辰五郎伝』)

・彼は今日まで、俗にいう下町生活に昵懇も趣味も有ち得ない男であった。
(出典:夏目漱石 『彼岸過迄』)

・それにしても、作者の山の手から下町への風景への視線は変ってはいない。
(出典:吉行淳之介 『私の東京物語』)

・ずいぶん昔、まだ学生だった頃に、ロンドンの下町で買ったものです。
(出典:原田宗典 『旅の短篇集 春夏』)

下町的であることは、ある芝居には適しても、現代劇の一般には適せぬ。
(出典:岸田国士 『演劇本質論の整理』)

・蔀君は下町の若旦那の中で、最も聡明な一人であったと云って好かろう。
(出典:森鴎外 『百物語』)

・仕事に失敗して、どこか下町辺から家を畳んで来たらしいんですよ。
(出典:徳田秋声 『黴』)

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