下品
「下品な言葉」などのように使う「下品」という言葉。
「下品」は、音読みで「げひん」と読みます。
「下品」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「下品」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
下品の意味
「下品」には次の意味があります。
・品性・品格がいやしいこと。いやしい行動や態度をとること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「下品」をわかりやすく言うと「品のないはしたない言動や様子」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでも、決して下品にならなかったのは不思議としか言いようがない。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)
・話が下品になるようだが、人間は便所の中でさまざまな癖を示すものだ。
(出典:なだいなだ『パパのおくりもの』)
・斎入は下品な顔の男であつたと言ふやうに書いてあつたので驚いた。
(出典:折口信夫『春永話』)
・この人は私が思っているよりもはるかに下品な女なのかも知れない。
(出典:内田春菊『ファザーファッカー』)
・ロンの下品な言葉遊びが分悪くトレローニー先生の耳に入ってしまった。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 04a ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』)
類語
・はしたない
意味:慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。(出典:デジタル大辞泉)
・俗悪(ぞくあく)
意味:いやしく下品なこと。下品でみにくいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・卑猥(ひわい)
意味:品がなくみだらなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・淫猥(いんわい)
意味:人の情欲を刺激するようなみだらなこと。また、そのようなさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・嫌らしい(いやらしい)
意味:様子、態度、行為、状態などが、好ましくない。いやみな感じである。いとわしい。(出典:精選版 日本国語大辞典)