下世話
「下世話な話」などのように使う「下世話」という言葉。
「下世話」は、音読みで「げせわ」と読みます。
「下世話」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「下世話」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
下世話の意味
「下世話」には次の意味があります。
・世間で人々がよく口にする言葉や話。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えて言うと、庶民的、平民的な話となります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・さすがもとハリウッドの俳優、言うことが下世話で実におれと話が合う。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター2 エイリアン魔獣境 I』)
・そのような下世話なことに巻き込まれたらもう令嬢ではなくなってしまう。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・約束があるっていうから、おれはまた、もっと下世話な約束なんだと思ってたぜ。
(出典:小野不由美『十二国記 10 華胥の幽夢+漂舶』)
・下世話な話になるけれど、レストランで飲んだらおそらく三倍ぐらいはするはずです。
(出典:藤原和博『自分「プレゼン」術』)
・下世話な言いかたをすれば、幽霊とか残留思念とかということになる。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第4巻 jini使い』)
・下世話なことばでいえば、火事場泥棒と大差ないことをしてのけたわけだ。
(出典:井上祐美子『五王戦国志6 風旗篇』)
・下世話にいう通り、七ツ下りの雨と四十すぎの色好みはやみそうでやまぬ。
(出典:稲垣史生『考証[大奥]』)
・下世話な言い方をすれば、国王はかつてのいきさつを承知の上で夫人とよりを戻したのだ。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」』)