一気
「一気に終わらせる」などのように使う「一気」という言葉。
「一気」は、音読みで「いっき」と読みます。
「一気」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「一気」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
一気の意味
「一気」には次の意味があります。
・ひといき。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「途中で休まず一遍に」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一気ではなく、ちょっと口をつけるという穏やかな飲み方だった。
(出典:今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』)
・家々の窓や一気に伸びる幅広い街路に灯がともった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 12 銀河私掠船団』)
・ハルヒは俺の手から直接ぶんどって一気飲み。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒシリーズ 9 涼宮ハルヒの分裂』)
・一気のラッシュ戦法は、自己の弱点をカバーせんとする苦肉の策でもあった。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・料理が冷めることも気にせず資料を一気読み。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 3 終わりのクロニクル2〈上〉』)
類語
・一息(ひといき)
意味:仕事などを休まずにやってしまうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・一遍に(いっぺんに)
意味:ある短い時間に物事が集中するさま。一どきに。一度に。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一時に(いちどきに)
意味:一度に。いっしょに。(出典:デジタル大辞泉)
・一度に(いちどに)
意味:同時に物事が集中するさまや、いっせいに同じ行為をするさまにいう。同時に。いちじに。いちどきに。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一気呵成(いっきかせい)
意味:ひといきに文章を書き上げること。また、ひといきに物事を成し遂げること。(出典:デジタル大辞泉)