一挙一動
「一挙一動を監視される」などのように使う「一挙一動」という言葉。
「一挙一動」は、音読みで「いっきょいちどう」と読みます。
「一挙一動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「一挙一動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
一挙一動の意味
「一挙一動」には次の意味があります。
・ 一つ一つの挙動。ちょっとした振る舞い。(出典:デジタル大辞泉)
「手を挙げる」「髪をかき上げる」など、日常のちょっとした動作のことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・死にはしなかったものの、B太は以来彼女の一挙一動に怯えているのだ。
(出典:大槻ケンヂ『ボクはこんなことを考えている』)
・人と人との出会いにも、一挙一動の行為にも、いいかげんにはなれない。
(出典:李御寧『「縮み」志向の日本人』)
・番犬は雌犬といっしょになってぼくの一挙一動を油断なく監視していた。
(出典:エミリー・ブロンテ/岡田忠軒訳『嵐が丘』)
・二者の一挙一動はことごとくその対者を決定している。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)
・その一挙一動に由木の監視の目が光っていたことはもちろんである。
(出典:鮎川哲也『りら荘事件』)
類語
・挙動(きょどう)
意味:立ち居振る舞い。(出典:デジタル大辞泉)
・振舞(ふるまい)
意味:事を行なう様子、態度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
意味:細かい一つ一つの動作や行動。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・座作進退(ざさしんたい)
意味:日常の身のこなし。立ち居振る舞い。(出典:デジタル大辞泉)
・身振り(みぶり)
意味:感情や意志を伝えるためのからだの動き。(出典:デジタル大辞泉)