レジュメ
「レジュメを作成する」などのように使う「レジュメ」という言葉。
フランス語では「résumé」と表記します。
「レジュメ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「レジュメ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
レジュメの意味
「レジュメ」には次の意味があります。
・要約。摘要。研究報告・講演・演説などで、その内容を手みじかにまとめて記したもの。(出典:デジタル大辞泉)
大学の授業で教授から配られる資料や会議で使う資料のことをよく「レジュメ」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・脂汗が額から顎に流れ、それがぽつぽつと机の上のレジュメに落ちた。
(出典:篠田節子『死神』)
・彼に間違いを見つけるなら、それはレジュメを書き送り続けたことだ。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(上)』)
・彼のエンサイクロペディアは従来の人間認識のレジュメ以上のものでもなければ夫以下のものでもない。
(出典:戸坂潤『科学論』)
・これは面白い、と思う本を優先してレジュメを作り、五冊分たまったら編集者に送ることを続けた。
(出典:宇佐美游『調子のいい女』)
・火村がそっと押して返すレジュメをしまいながら、朱美は「そうですね」と小声で言う。
(出典:有栖川有栖『朱色の研究』)
類語
・サマリー
意味:論文などの要約。概要。(出典:デジタル大辞泉)
・ブリーフィング
意味:簡単な報告・指令。(出典:デジタル大辞泉)
・要約(ようやく)
意味:文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・概略(がいりゃく)
意味:おおよその内容。あらまし。大略。概要。(出典:デジタル大辞泉)
・大意(たいい)
意味:文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。(出典:デジタル大辞泉)