リスケ
「この案件、リスケしてくれる?」などのように使う「リスケ」という言葉。
「リスケ」は、英語の「reschedule(リスケジュール)」に由来するカタカナ略語です。
この記事では「リスケ」の意味や使い方について、小説などの用例をご紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リスケの意味
リスケには次の2つの意味があります。
1 債務返済を繰り延べること。
2 スケジュールを立て直すこと。日程の再調整をすること。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味と使い方については以下の通りです。
意味①「債務返済を繰り延べること」
「リスケ」の1つ目の意味は「債務返済を繰り延べること」です。
この意味では、金融機関に債務返済のスケジュールを再交渉するときに使われます。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・資金繰りが苦しくなったため、銀行にリスケを依頼した。
・融資先からのリスケ依頼を検討する。
・返済条件の変更のリスケに応じる。
・リスケのメリットは返済を一定期間待ってもらえるため、資金繰りが楽になることである。
・リスケ中やリスケ直後の資金調達方法の一つとしてリースバックが挙げられる。
意味②「スケジュールを立て直すこと」
「リスケ」の2つ目の意味は「スケジュールを立て直すこと」です。
この意味では、会議の期日や納期調整といったビジネスの場面や世間一般でのスケジュールの見直しに使われます。
ただし、略語にあたるため、使用する場合は相手や場面を見極める必要があります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・納期のリスケを検討するように上司から指示を受ける。
・来週の飲み会に半分以上のメンバーが来られなくなったのでリスケすることになった。
・取引先から商談の日程のリスケが可能かどうか問合せが来る。
・急なリスケに頭を抱える。
・度重なるリスケは信用を失うため、スケジュールの設定は慎重に行うべきである。