リクルート
「リクルート情報を探す」などのように使う「リクルート」という言葉。
英語では「recruit」と表記します。
「リクルート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リクルート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
リクルートの意味
「リクルート」には次の二つの意味があります。
1 企業などが人員を募集すること。求人。
2 学生など、1に応募する側の就職活動。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
リクルートの意味①「企業などが人員を募集すること。求人。」
「リクルート」の一つ目の意味は「企業などが人員を募集すること。求人。」です。
「新卒」に限らず、「中途採用」の募集の場合にも使います。
また、めぼしい人を「スカウトする」という意味で「リクルート」という場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・基本的にリクルートの場なわけでしょ、街は。
(出典:川島誠『800』)
・結局、店長のリクルート活動には、俺は保留の返事をしておいたの。
(出典:川島誠『NR(ノーリターン)』)
・あるいは能力のあるものをリクルートする。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
類語
・採用(さいよう)
意味:適当であると思われる人物・意見・方法などを、とり上げて用いること。(出典:デジタル大辞泉)
・募集(ぼしゅう)
意味:広く呼びかけて必要な人や物を集めること。(出典:デジタル大辞泉)
・求人(きゅうじん)
意味:必要な働き手を求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・スカウト
意味:人材をさがし出したり、引き抜いたりすること。また、それを仕事としている人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
リクルートの意味②「学生など、1に応募する側の就職活動。」
「リクルート」の二つ目の意味は「学生など、1に応募する側の就職活動。」です。
「リクルート活動をする」は「就職活動をする」という意味になります。
「リクルート」は「募集」と「応募」の両方の意味を持ちます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・リクルート・ルックの服装だから、そう見ぬかれても不思議はなかった。
(出典:阿刀田高『自選恐怖小説集 心の旅路』)
・その下から七・三に分けたリクルート・カットが現われた。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)
・あんたも、親の会社ならリクルート活動しなくていい安全パイだって思ったんじゃないの?
(出典:平安寿子『くうねるところすむところ』)
・ユウカのリクルート風の紺のスーツは、貸衣装のように合っていなかった。
(出典:川島誠『NR(ノーリターン)』)
類語
・就職活動(しゅうしょくかつどう)
意味:大学新卒者を主とする求職活動。希望する企業・職種を選び、説明会に出て、会社訪問、履歴書などを提出し、筆記・面接試験を受け、内定を得るという一連の活動のこと。就職運動。就活。(出典:デジタル大辞泉)
・転業(てんぎょう)
意味:職業・商売をかえること。商売がえ。(出典:デジタル大辞泉)
・求職(きゅうしょく)
意味:職を探し求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・トラバーユ
意味:仕事。職業。転じて、就職、転職。(出典:デジタル大辞泉)