モノローグ
「モノローグを聞く」などのように使う「モノローグ」という言葉。
英語では「monologue」と表記します。
「モノローグ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「モノローグ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
モノローグの意味
「モノローグ」には次の意味があります。
・独白。特に演劇で、登場人物が相手なしで、心中の思いなどをしゃべるせりふ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「モノローグ」は「独り言」のような意味ですが、俳優が一人で演じている舞台なども「モノローグ」といいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どうして俺は自分に言い聞かせるようなことをモノローグしているのだ?
(出典:谷川流『7 涼宮ハルヒの陰謀』)
・話をしたというよりも、彼のモノローグを聞いたといった方が、真実に近い。
(出典:石川欣一『比島投降記』)
・二人が同時に、別々のモノローグを言い合うだけになってしまうんです。
(出典:福永武彦『海市』)
・昔読んだホラー小説では、こういう極限状態では妙なモノローグになるのだ。
(出典:丈月城『カンピオーネ!書き下ろし 囚われのカンピオーネ』)
・僕、今の馬鹿みたいなモノローグ、声に出していたのか!?
(出典:西尾維新『物語シリーズ 2 化物語(下)』)
類語
・独語(どくご)
意味:相手がなく、ひとりでものを言うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・傍白(ぼうはく)
意味:演劇で、舞台上の相手役には聞こえず観客だけに知らせることにしていうせりふ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・独演(どくえん)
意味:共演者や助演者なしで演芸などを行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・独言(ひとりごと)
意味:相手がいないのに、自分ひとりでものを言うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・モノドラマ
意味:演劇で、ただ一人の俳優が演じる劇。(出典:精選版 日本国語大辞典)