メリークリスマス
「メリークリスマスと挨拶をした」などのように使う「メリークリスマス」という言葉。
「メリークリスマス」は、英語で「Merry Christmas」と表記します。
「メリークリスマス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「メリークリスマス」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
メリークリスマスの意味
「メリークリスマス」には次の意味があります。
・クリスマスを祝う時にいうことば。クリスマスおめでとう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
12月25日のクリスマス当日に交わされる挨拶で、英語の「Merry Christmas」が、そのままカタカナ表記になって日本語に取り入れられた言葉です。
「Merry」には、「陽気な」「笑いと楽しみを誘うような」「お祭り気分の」といった意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・真夜中になると、メリークリスマスって言って、みんなで抱き合うんです。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
・私は仏教のお寺にも神社にもいくし、一二月二五日ごろは「メリークリスマス」なんて口にする。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿7 霧の訪問者』)
・「メリークリスマス、シナ」 シナが扉を閉めると、車はすぐに走りだした。
(出典:森瑤子『情事・誘惑』)
・「メリークリスマス」 ハリーが急いでベッドから起きだし、ガウンを着ていると、ロンが寝ぼけまなこで挨拶した。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 1 ハリー・ポッターと賢者の石』)
・「メリークリスマス」そう言うと、マリーノは安全装置をかけたピストルを、台尻をこちらに向けてさし出した。
(出典:パトリシア・コーンウェル『証拠死体』)
・「お先に」 と、声をかけて行く女の子へ、 「メリークリスマス」 と、手を振ってやって、ドアを閉めると、北村はゆったりと部長の椅子に身を沈めていた。
(出典:赤川次郎『素直な狂気』)
・メリークリスマスと書かれた、チョコレートのプレートも嫌だった。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 3 いばらの森』)
・どういう意図があったのか知りませんが、なにも、わざわざメリークリスマスと書かれたものを選ばなくてもよさそうなものだと思いますけどね。
(出典:吉村達也『出雲信仰殺人事件』)