メランコリー
「メランコリー」なんてなんだかかわいい言葉ですよね。
「メランコリー」はギリシア語の「メランコリア」からきています。
あまり会話で使う言葉ではないので意味を知らない方が多いのではないでしょうか。
この記事では「メランコリー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
メランコリーの意味
「メランコリー」には次の２つ意味がります。
１気がふさぐこと。憂鬱（ゆううつ）。
２鬱病（うつびょう）。（出典：デジタル大辞泉）
それぞれの意味と使い方については下記の通りです
メランコリーの意味①「気がふさぐこと」
メランコリーの１つ目の意味は「気がふさぐこと」や「憂鬱」です。
「メランコリー」を簡単に言うと、は沈んだ気持ちの精神状態のことを表します。
とくに、意味もなく落ち込んでしまう状態のことを指します。
使い方・例文
・彼の作品のいたるところにただようメランコリーな雰囲気は十分魅力がある。
（出典：湯川秀樹『この地球に生れあわせて』）
・とりとめのないメランコリーが折々自分を占領して涙をこぼさせる。
（出典：宮本百合子『日記』）
・母をメランコリーにさせる発言を、また、してしまった。
（出典：田中康夫『昔みたい』）
・彼はその曲にもある種のメランコリー、逸楽郷にさそうような魅力があるのだろうとは思ったが、その時の彼には耳ざわりなだけだった。
（出典：マクリーン『ナヴァロンの要塞』）
・だが、かれらにもう二度と会えないという悔恨の念がつかのま脳裏をよぎっただけで、一時的なメランコリーもまた甘美な喜びを与えただけだった。
（出典：エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』）
・内心のメランコリーが顔に出ていたのか、春香が心配そうに俺の顔を見た。
（出典：五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第03巻』）
メランコリーの意味②「鬱病」
メランコリーの二つ目の意味は「鬱病」です。
「メランコリー」＝「鬱病」ではなく「メランコリー親和型鬱病」などメランコリーからくる鬱病があるようです。
使い方・例文
・メランコリー親和型の人物は鬱病になりやすい。
