ミュート
「ミュート機能」などのように使う「ミュート」という言葉。
英語では「mute」と表記します。
「ミュート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ミュート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ミュートの意味
「ミュート」には次の三つの意味があります。
1 楽器の弱音器。
2 テレビ・ステレオなどの消音装置。
3 ツイッターで、特定のユーザーの投稿(ツイート)を一時的に自分のページに表示されないようにすること。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
ミュートの意味①「楽器の弱音器。」
「ミュート」の一つ目の意味は「楽器の弱音器。」です。
楽器の音を弱くするための弱音器のことをミュートと呼びます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ミュートをかけたトランペットとピッコロフルートが高音で二匹の蜜蜂のような急速度でかけめぐる。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
・まるでギターの弦を押さえるようにミュートしており、空気が漏れるような音がしただけだった。
(出典:貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』)
類語
・ソルディーノ
意味:楽器の音量を弱め音色を変えるための器具または装置。(出典:世界大百科事典 第2版)
・ソフトペダル
意味:左ペダルはソフト・ペダル(弱音ペダル)と呼ばれ,踏むことによって音量が減少する。(出典:世界大百科事典 第2版)
・消音器(しょうおんき)
意味:内燃機関などの排気音を小さくする装置。(出典:デジタル大辞泉)
・マフラー
意味:自動車・オートバイなどの排気音を小さくする装置。(出典:デジタル大辞泉)
・サイレンサー
意味:消音器。防音装置。(出典:大辞林 第三版)
ミュートの意味②「テレビ・ステレオなどの消音装置。」
「ミュート」の二つ目の意味は「テレビ・ステレオなどの消音装置。」です。
音を消して映像だけを流したい場合などに使用します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・慌ててミュートにしたけど、もう一回ぐらい、音量ボタン押しちゃったりしたっけ。
(出典:葵せきな『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1』)
・重々しいドアの作りからミュート機能のついたラジオにいたるまで、すべてに安全が最優先されている。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・音声がミュートになってしまっている為に、余計に嫌らしさが際立つ画像になってし まっている。
(出典:九条公人『機動戦艦ナデシコ ルリとアキト熱愛編』)
類語
・黙止(もだす)
意味:言うべきことを言わないでいる。だまる。黙(もく)す。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・サイレント
意味:音を出さないこと。無言であること。(出典:大辞林 第三版)
・暗黙(あんもく)
意味:口に出さないで黙っていること。(出典:デジタル大辞泉)
ミュートの意味③「ツイッターで、特定のユーザーの投稿(ツイート)を一時的に自分のページに表示されないようにすること。」
「ミュート」の三つ目の意味は「ツイッターで、特定のユーザーの投稿(ツイート)を一時的に自分のページに表示されないようにすること。」です。
特定の相手のツイートを非表示にする機能のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相手のツイートをミュートする。
類語
・ブロック
意味:防御すること。妨害すること。(出典:デジタル大辞泉)
・隠す(かくす)
意味:人の目に触れないようにする。物で覆ったり、しまい込んだりする。(出典:デジタル大辞泉)
・ミュート機能(みゅーときのう)
意味:米ツイッター社のウェブサービス「Twitter」において、特定ユーザーのツイートを非表示にする機能。(出典:知恵蔵mini)