マンツーマン
勉強や部活、職場の研修、習い事など、「マンツーマンで指導を受ける」といった経験はありませんか。
「マンツーマン」はカタカナ語で、英語では「man-to-man」と書きます。
英語では通常「腹を割って=誠実かつ正直な態度で」といった意味で使われます。
英語にもある言葉とは言え、日本語とはニュアンスが違うようです。
では、日本語ではどういった意味で使われるのでしょうか。
この記事では「マンツーマン」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながらわかりやすく解説していきます。
マンツーマンの意味
マンツーマンには次の意味があります。
・一人の人に一人の人が対応すること。一対一。(出典:大辞林)
「マンツーマン」を分かりやすく言うと「一人の人がある一人の人に対面で何かしらの働きかけを行うこと、または、一対一」です。
例えば、「マンツーマンの指導を受ける」という場合は「一対一の指導を受ける」といった意味になります。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・なんだって休日にマンツーマンで授業を受けなくちゃいけないんだろう?(出典:奈須きのこ『歌月十夜 01 本編』)
・編集部は、日本人記者一名に対し、マンツーマン方式で日本語のできるソ連将校のコンビをつくって発足したのである。(出典:米原万里『パンツの面目ふんどしの沽券』)
・うちはいままでの試合で、ゾーン・ディフェンスのところとしかやってないから、マンツーマンの強い当たりに戸惑ってる。(出典:川島誠『セカンド・ショット』)
・石尾本人にぴったり貼り付いてのマンツーマンディフェンスはハルユキの運動量では不可能だが、パスコースを予測し、移動距離を最適化すれば、どうにか試合終了までこの役目を果たし続けられるかもしれない。(出典:川原礫『アクセル・ワールド 08 -運命の連星-』)
・敵のコーナーキックでは、ニアサイドはゾーンで、ファーサイドはマンツーマンで敵を一人マークするのがセオリーだ。(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)03―04』)