プロローグ
「本のプロローグ」などのように使う「プロローグ」という言葉。
英語では「prologue」と表記します。
「プロローグ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「プロローグ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
プロローグの意味
「プロローグ」には次の意味があります。
・詩歌・小説・戯曲などの文学作品で、本筋の展開に先だつ前置きの部分。序章。また、物事の始まり。発端。(出典:デジタル大辞泉)
本を読んでいると最初にプロローグという言葉を目にします。
意味は物語の始まりを示すものです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ プロローグで語られた物語とどこでどのように結びついていくのか?
(出典:エディングス『ベルガリアード物語1 予言の守護者』)
・夢と は、この万能の力を持つ塔の復活を知らせるプロローグだったのだ。
(出典:岩本隆雄『ミドリノツキ〔上〕』)
・奇術のプロローグは出演者の全員が舞台に並んで演じられた。
(出典:泡坂妻夫『11枚のトランプ』)
・一部二部をまとめてプロローグにすべきではないか。
(出典:山口芳宏『雲上都市の大冒険』)
・次の一八四〇年のスペイン旅行では、彼はプロローグともいうべき第一章について材料を得たにすぎなかった。
(出典:メリメ/江口清訳『カルメン』)
類語
・序幕(じょまく)
意味:芝居の最初の幕。(出典:デジタル大辞泉)
・序章(じょしょう)
意味:小説・論文などの、本題に入る前に前置きとして置かれた文章。(出典:デジタル大辞泉)
・エピローグ
意味:詩,歌などの結末の部分。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・エピソード
意味:小説・劇などで本筋の間にはさむ、本筋とは直接関係のない、短くて興味ある話。(出典:デジタル大辞泉)