プロパー
「プロパー社員」などのように使う「プロパー」という言葉。
英語では、「proper」と表記します。
「プロパー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「プロパー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
プロパーの意味
「プロパー」には次の意味があります。
・本格的であること。専門であるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「プロパー」は様々な分野で使われる言葉であり、ビジネスシーンで使われる「プロパー社員」には「正社員」や「新卒からの生え抜き社員」という意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・出向ではなく、プロパーの職員だった。
(出典:松本清張『赤い氷河期』)
・この病院に出入りしている製薬販売会社のプロパーは、峰岸だけではない。
(出典:海月ルイ『子盗(と)り』)
・その時、二つほど離れたデスクから同期のプロパーに呼ばれた。
(出典:夏樹静子『紅い陽炎』)
・戦争プロパーの評論家のタイプの内、恐らく最も常識の発達した人の一人だろう。
(出典:戸坂潤『戦争ジャーナリスト論』)
・初めて或る特定なものが、特にジャーナリズム・プロパーとなる場合が考えられねばならぬ。
(出典:戸坂潤『思想としての文学』)
類語
・本格的(ほんかくてき)
意味:本来そうあるべき方式に従っているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・正式(せいしき)
意味:定められた正しい方式や、簡略化しない本来の形式に従っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・生え抜き(はえぬき)
意味:初めからそこに所属して今日に至っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・専業(せんぎょう)
意味:専門の事業または職業。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エキスパート
意味:ある分野でじゅうぶん経験を積み、高度の知識、技術、技能を持った人。(出典:精選版 日本国語大辞典)