プロテクト
「プロテクトがかかっている」などのように使う「プロテクト」という言葉。
英語では、「protect」と表記します。
「プロテクト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「プロテクト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
プロテクトの意味
「プロテクト」には次の二つの意味があります。
1 防ぐこと。保護すること。
2 コンピューターで、プログラムの内容が違法に複写されないような処理を行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
プロテクトの意味①「防ぐこと。保護すること。」
「プロテクト」の一つ目の意味は「防ぐこと。保護すること。」です。
この意味では物理的・心理的に何かから「保護する」という意味で使われることが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・トークンを売っているブースはぶ厚い特殊ガラスでプロテクトされている。
(出典:山際淳司『ニューヨークは笑わない』)
・プロテクトはかかっているが、あれを捨てていくわけにはいかなかった。
(出典:岩本隆雄『イーシャの舟』)
・絶対の自信と確信を持って、最後のプロテクトに手をかけようとした。
(出典:葉山透『9S<ナインエス> 第1巻』)
・少しでも表情を変えれば、プロテクトが崩れてしまいそうだった。
(出典:森博嗣『四季 3 秋』)
類語
・防護(ぼうご)
意味:危害の及ぶのを防ぎ守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・保護(ほご)
意味:外からの危険・脅威・破壊などからかばい守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・守る(まもる)
意味:侵されたり、害が及ばないように防ぐ。(出典:デジタル大辞泉)
・防御(ぼうぎょ)
意味:敵の攻撃などを防ぎ守ること。(出典:デジタル大辞泉)
プロテクトの意味②「コンピューターで、プログラムの内容が違法に複写されないような処理を行うこと。」
「プロテクト」の二つ目の意味は「コンピューターで、プログラムの内容が違法に複写されないような処理を行うこと。」です。
この意味では「パソコンにプロテクトがかかっている」などのように、精密機器などで使われることが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・パスワードによるプロテクトがかかっていないことは知っていた。
(出典:馳星周『M(エム)』)
・プロテクトがかかってて、私しか利用できないようになってるんです。
(出典:山本弘『審判の日』)
・もっともまともな認識のプロテクトを持っているのならそう悪影響は受けないだろう。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (上)』)
・達也が自分で打ち込んで書込プロテクトを掛けたのだから、間違いは無い。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 <上>』)
類語
・プロテクション
意味:守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・セーフガード
意味:機械や組織、システムなどの安全装置。(出典:デジタル大辞泉)
・メンテナンス
意味:建物・機械などの機能を保守・維持すること。(出典:リフォーム用語集)
・保全(ほぜん)
意味:保護して安全であるようにすること。(出典:デジタル大辞泉)