ブランケット
「ブランケットを掛ける」などのように使う「ブランケット」という言葉。
英語では「blanket」と表記します。
「ブランケット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ブランケット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ブランケットの意味
「ブランケット」には次の意味があります。
・厚地の毛織布地。夜具、敷物、防寒具用。毛布。ケット。(出典:精選版 日本国語大辞典)
防寒のための布ですが、日本では、寝具というよりは、ひざ掛けのようなものを指すことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・テーブルの料理は片づけられて、ぼくの背中には柔らかなブランケットが掛けられていた。
(出典:近藤史恵『天使はモップを持って』)
・ジーンズとTシャツのまま茜は横になり、腹の上にブランケットをかけた。
(出典:花村萬月『イグナシオ』)
・あたし達は、ブランケットから首だけ出して、雪をながめていた。
(出典:喜多嶋隆『8月のカモメたち』)
・ブランケットから足を抜いて、私はベッドからおりようとした。
(出典:山田正紀『氷河民族(流氷民族)』)
・彼は立って行って、夏掛け用のブランケットを持ってくると、女流作家の上にそっと掛けてやるのだった。
(出典:森瑤子『デザートはあなた』)
類語
・タオルケット
意味:両面に輪奈(わな)を出した厚いタオル地で作られた夜具。毛布と同じように用いられる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ケット
意味:毛布。また、外套のかわりや敷物に用いた、毛氈(もうせん)のようなものもいった。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・毛布(もうふ)
意味:紡毛織物の一種で寝具の一つ。ブランケットともケットともいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・織物(おりもの)
意味:紡績した糸を使って経糸(たていと)を平行に並べ、それに対して直角に緯糸(よこいと)を一定の法則に従って交錯させ、平面をつくりあげたものの総称。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・用布(ようふ)
意味:衣服を仕立てるのに用いる布。(出典:精選版 日本国語大辞典)