フィナーレ
「フィナーレを飾る」などのように使う「フィナーレ」という言葉。
イタリア語では「finale」と表記します。
「フィナーレ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「フィナーレ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
フィナーレの意味
「フィナーレ」には次の意味があります。
・演劇などの最後の幕。また、物事の締めくくりの部分。大詰め。(出典:デジタル大辞泉)
特に「交響曲などの最後の楽章」や「オペラなどの最後の場面」という意味でも使います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・集まって楽しく祭のフィナーレを迎えようとしていたんだ。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・番組のフィナーレでは、ステージで、踊りも見せることになっていた。
(出典:黒柳徹子『トットチャンネル』)
・こんなチェスのフィナーレはちょっと聞いたことがないですな。
(出典:ダイン/鈴木幸夫訳『僧正(ビショップ)殺人事件』)
・それが今日一日のイベントのフィナーレとなった。
(出典:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』)
・そこで人生のフィナーレ、死を考えてみようとなった。
(出典:星新一『きまぐれ学問所』)
・舞台にはフィナーレの幕が静かにおりはじめている。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「死神の矢」』)
・ピアノ四重奏曲第一番作品二五のフィナーレとかいろいろあります。
(出典:柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』)
・フィナーレを聞いていると、いつしか涙が頬を流れた。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 16 竜と竪琴師』)