ビンテージ
「ビンテージ物」などのように使う「ビンテージ」という言葉。
「ビンテージ」は、英語で「vintage」と表記します。
「ビンテージ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ビンテージ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ビンテージの意味
「ビンテージ」には次の意味があります。
・製造時期や型式による希少性があり、時間の経過とともに価値の高まった製品。(出典:大辞林 第三版)
「ビンテージワイン」や「ビンテージジーンズ」などのように「ビンテージ○○」と使うことも多いです。
「ビンテージ」は単に古いものではなく、時間の経過により価値が高まったものを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ドアが開き、Tシャツとビンテージ物のジーンズを着た男が姿を見せた。
(出典:田口仙年堂『吉永さん家のガーゴイル 第01巻』)
・すりきれたジーンズなどの古着が、ビンテージものといって、百万円の値がついたりすることもある。
(出典:鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』)
・東京でも、おれが中坊のころまではこの手のビンテージ・カーを見ることがあった。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン第1巻』)
・知り合いのLサイズ専門店のオヤジから「リーバイスの何たらとかいうビンテージのジーンズが手に入った」という電話があった。
(出典:伊集院光『夕刊ツーカー 編集長伊集院光の一言-2002年9月27日 「キングサイズ」の話』)
・あのボール、それほどのビンテージ物だったのかしら。
(出典:篠崎砂美『お隣の魔法使い2 ~不思議は二人の使い魔~』)
類語
・アンティーク
意味:年代を経て品格があること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・骨董(こっとう)
意味:古美術品や希少価値のある古道具。(出典:大辞林 第三版)
・古美術(こびじゅつ)
意味:古い絵画・書・彫刻・陶磁器・家具・調度などの美術品の総称。(出典:大辞林 第三版)
・年代物(ねんだいもの)
意味:長い年月を経た物。古くて価値のあるもの。(出典:大辞林 第三版)