パンプス
「パンプスを履く」などのように使う「パンプス」という言葉。
英語では「pumps」と表記します。
「パンプス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パンプス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
パンプスの意味
「パンプス」には次の意味があります。
・婦人靴の一つ。紐やファスナー、止め具などがなく、履き口の浅いもの。ふつう、中ヒールまたはハイヒール。(出典:精選版 日本国語大辞典)
18世紀頃には、男性が着用するのも普通でしたが、現在では婦人靴となっています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・パンプスのかかとを直しながら先へ急ごうとしていた母が振り返った。
(出典:天童荒太『包帯クラブ』)
・きれいな色の初夏のパンプスが、おなじ角度で右へ向き、そろっていた。
(出典:片岡義男『道順は彼女に訊く』)
・パンプスのヒールが音高く折れ、体勢をくずして床に片ひざをつきはしたが。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿8 水妖日にご用心』)
・登ってみるとそこそこの高低差があってパンプスでは骨が折れた。
(出典:柴田よしき『好きよ』)
・どうしようかと思ったけれど、ロッカーに置いてあるパンプスが片方なくなっていたことを正直に告げた。
(出典:山本文緒『きっと君は泣く』)
類語
・ブーツ
意味:くるぶしより丈が長い,閉鎖型はきものの一種。材料はおもに皮革,ゴムなどのほか,最近では合成皮革も用いられる。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・ハイヒール
意味:主として女性のはく、かかとの高い靴。また、そのヒール。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スニーカー
意味:キャンバス地製,ゴム底の靴。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・どた靴(どたぐつ)
意味:ゆるかったり、重かったりして歩くたびにどたどた音をたてるような、ぶかっこうな靴。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ズック
意味:ズックでつくった、ゴム底の靴。多く運動靴として用いる。ズック。(出典:精選版 日本国語大辞典)