パニック障害
「パニック障害患者」などのように使う「パニック障害」という言葉。
「パニック障害」は、音読みで「ぱにっくしょうがい」と読みます。
「パニック障害」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パニック障害」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
パニック障害の意味
「パニック障害」には次の意味があります。
・パニックの発作をくりかえす急性の不安神経症。(出典:精選版 日本国語大辞典)
内科的な異常がないことが特徴です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・SSRIは、セロトニンという脳内物質をコントロールすることにより、不安や強迫性障害、パニック障害などを抑制する作用を持っている。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)
・対人恐怖症とパニック障害で、人前に出ることさえままならないんだ。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
・現代の人間は、過酷な競争によるストレスと不安、パニック障害などで、押し潰されつつある。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)
・数年の間は対人恐怖症とパニック障害の発作を口実に、府中のマンションに引きこもってほとんど表へ出なかったようだ。
(出典:法月綸太郎『生首に聞いてみろ』)
・更年期障害で、幻覚やパニック障害を引き起こす中年女性も居る。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
類語
・神経症(しんけいしょう)
意味:心理学上の原因によって不眠、不安、頭重感、動悸など不定の肉体的・精神的症状を呈する疾患。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・発汗(はっかん)
意味:皮膚の肝腺から液体を排泄すること(出典:栄養・生化学辞典)
・強迫神経症(きょうはくしんけいしょう)
意味:自分でもわかる不合理な考えが、頭につきまとって離れず、払いのけようとすればするほど強く迫ってくる強迫観念と、これを解消しようと行う強迫行為からなる神経症。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不安神経症(ふあんしんけいしょう)
意味:浮動性不安,予期不安,不安発作を主症状とする神経症。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・不安障害(ふあんしょうがい)
意味:強い不安や恐怖感が特徴である神経症性障害(出典:家庭医学館)